後からじわじわくることがある。
その時は印象が強すぎて、眩しすぎて、深すぎて、
それが本当にどういう意味を持っているのか、どんな価値があるのかわからないまま、
それでも何か気になる感覚があり、
残り、
それが次第に消化され、理解されるにつれて後からじわじわくる。
村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」を思い出した。
神戸で育った村上春樹氏が1995年の阪神淡路大震災の直後には想いが強すぎて書けなかった題材を短編小説集にした作品。
その時には強すぎた印象を後から振り返って、熱を冷ましてからその意味であったり、自分の中に生まれたものを客観的に眺めることができ、形にすることができた・・・
そのようなことを読んだ記憶がある。
後からじわじわくること。
最近どんなことがあっただろう?