目には見えないものを積み重ねて何かを作る。
言わば、空気の積み木。
それが「考える」ということなのではないか。
昨日のブログで社会の常識や他人の目を気にするのではなく、自分の頭で考えることの大切さについて考えた。
頭の中で考えたことを見える化するマインドマップやノートテイキング、レポートや提案書は別にして、何の道具も作業もせずにできる頭の体操の一つとして「空気の積み木」についてもう少し考えてみたい。
子どもの遊びとしての積み木は何を作るか先に決めることは少ない。
積み木を適当に積み上げながら想像力や創造力を駆使して何かを生み出していく。
思考という見えない空気の積み木も基本的には同じプロセスを辿る。
違いは、目に見えない積み木を積み上げたり、組み合わせたりするのにはちょっとした工夫や鍛錬が必要なこと。
AとBを組み合わせてその上にCを重ねる。
普通の積み木なら次に何をどこに組み合わせるかは焦って考える必要はないけれど、空気の積み木は何せ見えないだけにゆっくりし過ぎると、積み上げた形が変形したり、わからなくなったりしてしまう。
それでも頭の中に積み上げる積み木も一旦完成すると、そのロジックやフローがしっかりしていさえすれば、作品として定着する。
何度アウトプットしてもその形は壊れない。
それが思考力であり、頭の中で組み立てる空気の積み木の凄いところ。
自分の頭の中で空気の積み木の達人になれるよう修業を積みたい。