消しゴムを使わない理由

 

中学1年生の息子の期末試験が火曜日から始まる。

 

それに向けて一緒に勉強をし始めた。

 

数学や英語のノートに式や綴りを書いていく。

 

間違って消しゴムを使おうとする度に止めている。

 

「間違ったところを残そう。消しゴムで消すんじゃなくて二重線を引いてその下に書こうか」

 

「間違った箇所がわかったら次にその問題を解く時に注意して取り組めるから」

 

そう言いつつ心の中ではこんなことを思っていた。

 

「人生にはやり直しがきかないし、間違うことだって山ほどあるけど、そこから学ぶことの方が多いからな」

 

大人も子どもも消しゴムを使えない人生を生きている。