蜃気楼を切る

 

情報は多ければ多い方がよい。

 

無闇にそう信じていないだろうか。

 

情報は多ければ多いほど、正確性や信憑性の疑わしいものが混ざる可能性が高くなる。

 

信頼度の低い情報が大量に集まって導かれる答えは「蜃気楼」であることが多い。

 

実在しないものがあたかもそこにあるかのように見え、信じてしまう。騙されてしまう。

 

仕事や人生にヴィジョンを持つのは素晴らしいことだけれど、そのヴィジョンが蜃気楼ではないか、一旦離れて客観的に見る必要がある。できるものなら近寄り、手に触れ、確認してみる。

 

ネット上の情報や見知らぬ人から聞く噂話を無闇矢鱈に信じるよりも、自分の足で稼いだ情報や自分が作った情報網から仕入れるネタの方が確度が高いのは間違いない。

 

自分というフィルターを通した情報の方が信頼できるのは言うまでもない。

 

普段から取り込む情報の質には気を配りたい。