沈黙という安寧

 
沈黙という安寧
 
静寂という贅沢
 
無言という平和
 
そんな話さない、話さなくていい、言葉を交わさなくても違和感のない、むしろ安心感に包まれるような機会があった。
 
言葉という記号に代わって沈黙がその場の空間を埋め、時間を制する。
 
それは決して不自由な空間ではなく、バツの悪さも座りの悪さもなく、むしろ誰からも何も言われない自由があり、心地良さがある。
 
沈黙という安寧に暫し浸りたい。