活私奉公

 

自分の意見を求められるととかく口が重たくなるのが日本人。

 

昔から上下関係の厳しい身分制度を生き抜き、現代の先輩後輩関係に変わった今も受け身の授業を受け、先輩や上司に逆らうことは望ましくないという文化の中で育ってきた。

 

自分の意見を持つよりも場の空気を読み、出る杭にならぬよう注意し、周りに協調することが求められてきた。

 

そんな世界では自分の意見を持つことはリスクでしかなく、寄らば大樹の陰、自分の頭で考える、自分の意見を持つことは、異端児のレッテルを貼られる一番の要因でしかなかった。

 

それが処世術であり、暗黙のルール。

 

言わば滅私奉公。

 

それでも時代は急激に変わりつつある。

 

自分を殺して奉公するのではなく、

 

ありのままの自分を活かしつつ

 

世のため人のため尽くしていけばいい。