小学5年生の娘の授業参観に行ってきた。
今日の授業は人権についてで教材名は「4つの部屋」。
「好きな麺と言えば?」の先生からの質問にラーメン、うどん、そば、やきそばの4つのうちから子どもたちが好きなものを選び、それぞれの理由を発表する。
次の質問は、国語、社会、理科、算数の4科目から「将来役に立つと思うのは?」というお題でそれぞれの意見を戦わせる。
3つ目の質問は「うそをついてもよい場合がある」に対して、そう思う、少しそう思う、あまり思わない、そうは思わないの4つに分かれて自分の考えを述べていく。
自分の考えをそれぞれ伝え、友達の意見を聞いて立場を変える人もいる。それも「あり」だ。(最初に自分の意見が決まらない人は教室の真ん中でみんなの意見を聞いてから立場を決めてもいい)
授業のねらいは「自分の意見を周囲に左右されずに決めることができるとともに、友達の意見を受け入れ、自分の考えを深めことができる」とのこと。
大人から見ると他愛もないお題だし、一人ひとりの意見も「なぜ?」の視点が欠けるものがほとんどだけれど、クラスにいる38人全員が発言する機会があり、みんなが互いに寛容な姿に感心した。
こうした練習を積み重ねることで大人になった時に世界を相手に堂々と自分の意見を主張できる日本人が一人でも増えることを心から望んでいる。