銀河鉄道999(劇場版)を久方ぶり観た。
映像やキャラクターの描き方、展開に時代を感じさせるもののその世界観や問題意識、生命礼賛のテーマは古さを感じさせるどころかよりリアルに、よりシリアスに感じることができ、その作品の深さを時代を先取りした感性に感銘を受けた。
銀河鉄道999の999は1000になる前の一つ手前の数字。
大人になる前の未完成の象徴なのだという。
あの時子どもだった自分が年齢的にも精神的にも十分大人になったと感じるようになったのはいつだったろう。
それでもまだ未完成の自分がいる。
それは悲しむことではなく、むしろ喜ぶべきこと。
一つの旅が終わり、
今万感の想いを込めて新しい世界へ旅立つ覚悟が定まったような気がした。