「気持ちのいいホテルとそうでないホテルの違いはなんだろう。」
ふとそんなことを思った。
値段の高いホテルは気持ちよく、安いホテルは気持ち悪い。
そんな単純な話ではなく、安くても気持ちのいいホテルはあるし、高くても残念なホテルはある。
それはホテルだけではなく、他のサービス業も同じ。
少し突っ込んで考えてみたくなった。
おもてなし、接客態度、設備の良し悪し、清潔感、掃除が行き届いている、部屋からの眺め、食事にお風呂に・・・
いろいろあるけれど、究極的には「気持ちが向けられているかどうか」「心がこもっているかどうか」ではないだろうか。
お客様への想いはもちろんのこと、共に働いている同僚への思いやりや感謝の気持ち。設備や環境に対してどんな想いを持っているか、気持ちを向けているか、そんな積み重ねが空間を心地よいものにし、またその逆もある。
ホテルという空間をそこで働いている人がどんな想いで満たしているのか。
それが気持ちのいいホテルとそうでないホテルを分ける一番大きな要因だと思った。
空間に満ちている何かの正体がわかった気がした。