文字通りの「真剣勝負」を見た。
一太刀一太刀に命がかかる戦いは重苦しく、一瞬で勝負が決する。
もちろん現実の世界ではなくフィクションの話。
それでも舞踏のようなチャンバラではなく、息苦しくなるような無風無音の中、心理的なせめぎ合いを感じるだけで手に汗を握る。
翻って現実世界を見渡すと命の奪い合いまでは行かずとも「真剣勝負の場」はいたるところに存在する。
きつい仕事、緊張する場面、逃げ出したくなるような本番・・・
最近の風潮は、コスパだのワークライフバランスだのホワイトだのブラックだのと何にでも一つのレッテルを貼っては非難しがちだけれど、こうした真剣勝負の場は確実に人を鍛え、潜在能力を引き出す。
人が成長する場となる。
しかも命までは取られることはない。
真剣勝負の場で何ができるか、何をするのか、
究極の場で自分を、魂を磨くことを恐れない
その勇気を持ちたい。
明日も「真剣勝負の場」となる。
集中力を高め、優しい目をして臨みたい。