「井の中の蛙大海を知らず」
狭い世界に生きていると広い世界を知らない。
そんな誰もが知っていることわざに続きがあることをご存知だろうか。
「井の中の蛙大海を知らず
されど空の深さ(青さ)を知る」
空の青さとその深さを知る蛙はたとえ海の広さを知らずともまた別の価値を知っていることになる。
何かの価値を深く知っている者は想像力さえ働かせられれば応用が利くこともある。
大海に出たとしても適応し、生き延びることができるかもしれない。
大海を謳歌し、進化し、新たな変態(メタモルフォーゼ)を引き起こすかもしれない。
井の中で育ったのは蛙の責任ではない。
問われるのは、与えられた場所と条件下で何を見て、聞いて、学ぶかなのだ。
たとえ井の中であったとしても。