壁の下を歩く

 

“off the wall”  という英語の表現がある。

 

おふざけ、いたずら心、遊び心、そんな意味。

 

日本人はとかく真面目、遊び心が足りないとよく言われる。

 

親切、優しい、真面目もいいけれど、ユーモアのセンスや遊び心は日々の生活に彩りを添え、刺激を喚起する。

 

日本には少ないと言われるユーモアのセンスも個人レベルで見ると面白い人は少なからずいるし、お笑いが人気を博している状態から知識層に食い込み始めた感も出確実に始めている。

 

壁の上を歩くのは目立つし、眺めはいいし、ちょっとしたスリルも楽しめるけれど、壁の下も決して捨てたものではない。

 

むしろ壁の下を歩くことを楽しめるようになればどこでも楽しめる。

 

もう少し普通の場所で、当たり前の状況で楽しめるようにできないか、

 

壁の下を歩きながら、考えながら、

 

そんな風に生きていきたいと思った。