普通という幻想

 

普通はつまらないと思っていた。

 

せっかく生きるのなら自分らしく、自分だけの生き方をしたいと思っていた。

 

今もその考えは変わらないし、少しは自分らしさを表現できているのではないかと感じている。

 

かと言って、自分が特別なのかと問われると胸を張るところまではいかない。

 

周りを見回してみると「普通」の人生を送っている人は一人もいない。

 

一人ひとりがユニークでオリジナルな生き方をしているではないか。

 

誰もが憧れる生活をしている人もいれば誰もが憐れみを感じる残念な人もいる。

 

普通の人生を送っている人なんて誰もいない。

 

家族の数や住むところ、乗る車に趣味、年収の平均値に近い生活をしている人はいるだろうし、それを普通と呼ぶなら「普通の人々」は確実に存在するのだろうけれど、ミクロに観察すればという話。

 

自分の生活が多少平均値の上下にあったとしても一喜一憂するのは全く無意味だ。

 

普通という幻想を意識して自分らしい生き方をしていけばいい。