頭がちぎれるくらい

 

頭がちぎれるくらい考えなければならない。

 

ある人がそう言った。

 

それが命令でも忠告でもなくスーッと入ってきたのはその必要性を自ら感じて準備をしていたから。

 

頭の中で一所懸命考えるのは一つの方法。

 

寝ても覚めても一つのことを考え続けるうちに夢に出るようになり、潜在意識に刷り込まれ、然るべきタイミングで天から答えが降りてくる。(と信じたい)

 

もう一つは、顕在意識を総動員する方法。ノートを一冊用意して、濃い目の鉛筆を手に持って(口にくわえて?)思い浮かべることを片っ端から書き並べていく。

 

言葉と言葉を繋ぎ、新たな言葉を引っ張り出しては、見えない何かを形にしていく。

 

新しい観念を創り上げる。

 

理想と現実と優先順位の狭間で矛盾と締切と戦い、考え続ける。

 

脳がオーバーヒートし、

 

頭がちぎれると感じるほど。

 

その先にある世界を信じて。