「弱音に耳を傾け過ぎない」
どこで聞いた言葉なのか、誰から聞いた言葉なのか、それすら定かではないけれど、今も心の片隅に残っている。
「共感」は、人として、リーダーとして大事な要素の一つ。
しかし、人は時に変化に疎く、新しいことに対応するのに苦しんでしまいがち。
そんな時には、つい後ろ向きになったり、不満が噴出したり、弱音を吐いてしまったりする。
そこに共感するのはチームワークの面でも信頼感を得るためにも大事だけれど、聴き過ぎてもいけない。
なぜなら弱音に同調し過ぎることで自分自身が共感共鳴し、スピードが鈍ったり、音色が暗くなって全体が重く暗くなったりしては元も子もないから。
弱い音に耳を澄ませ、小さく繊細な音にハーモニーを奏で、少しずつ、強く、楽しく、元気が出るような曲調に変えていけばいい。
小さな音に合わせ、他の音と組み合わせて、大きな、壮大な曲に少しずつ変曲していけばいい。
弱い音もその一部であり、重要な構成音の一つなのだから。
弱音の聴き方、対応の仕方には細心の注意を払いたい。