痺れる一瞬がある。
困難に立ち向かい、壁にぶつかっても落とし穴に落ちても、道に迷っても決して諦めない。
仲間と想いを一つにして、聳え立つ山に向かって互いに助け合いながら一歩一歩登っていく。
危機に見舞われた時、普段はぎこちない関係なのに互いに心と心が触れ合う瞬間がある。
山頂を目指して苦しみながらも歩を進めているうちに突然視界が開けて眼前に絶景が広がることがある。
まさに痺れる一瞬だ。
その瞬間を逃さぬよう自らするべきこと、あるべき姿をできるだけ具体的にイメージしてそれに近づけるよう日々精進したい。
痺れる一瞬を待ち続けながら。