コロナウイルスの蔓延の影に隠れて拡がっているのが「すいませんの蔓延」だ。
「すいません」とは、「すみません」を言いやすくした表現。記述すると違和感があるかもしれないけれど、口頭で聞く分にはすんなり耳に入ってくる。
「すいませんが、○○していただけないでしょうか」「すいませんが、よろしくお願いします」「すいませんが、明日お休みいただきます」等等
「ありがとう」の代わりに「すいません」を使うことも少なくない。
日本人は昔から会話の枕詞やクッションとして使ってきたけれど、ここに来てその使用頻度が増えてきた印象を持っているのは筆者だけだろうか。
世の中の要求レベルが上がっているのは間違いないし、社会全体の遊びの部分が急激に減っているのもデジタル化の帰結。
それだけ世知辛い世の中になっているのだろうし、とは言え、裏を返せば、日本人がそれだけ真面目な証拠。
敢えて言おう。
謝る必要なんてない。
これが自分なのだ!
"I make no apologies. This is me!"