財を布で守る意義

 

財布を家に置き忘れた。

 

娘の歯科検診予約に電話をしたら診察券ごとそのまま起き忘れて出勤。

 

気づいたのはお昼前でランチ代をどうするかが頭をよぎったもののスマートフォンで支払えるお店に行けばいいだけ。

 

松屋でチキン南蛮定食を食べ、ファミリーマートでコーヒーをスマホ決済。

 

現金を持たなくていい社会はあっという間に出現していた。

 

財布に入っているクレジットカードやポイントカード、診察券に各種クーポン・・・

 

財の形はすべてデジタルに置き換えられ、布ではなく、革でもなく、サイバー空間で守られるようになった。

 

急激な変化に伴い財布の意義も減少し、使われなくなろうとしている。

 

その存在意義がなくなりかけている。

 

自分の存在意義も見直さなければ同じ運命を辿りかねない。