75回目の終戦記念日

 

75年前の今日太平洋戦争が終わった。

 

第二次世界大戦が終わった。

 

今日はその75回目の終戦記念日

 

かの戦争を教科書や映画でしか知らない世代が何を思うのか。

 

我々は何を歴史から学び未来に活かすのか。

 

一年に一回くらいは真剣に考えてみてもいい。

 

夕食のトピックは高校2年生の息子と中学2年生の娘にそんなトピックを振った。

 

「今日は何の日か知ってる?」

「何年に太平洋戦争(第二次世界大戦)が終わったか知ってる?」

阪神・淡路大震災で何人が亡くなったか知ってる?」

東日本大震災で死者と行方不明者を合わせると何人になるか知ってる?」

第二次世界大戦で日本人が何人亡くなったか?」

第二次世界大戦で一番多く死者を出した国は何処でしょう?」

第二次世界大戦で日本の味方になっていたのは何処の国か?」

「どうしてそもそも日本はそんな戦争をするようになったと思う?」

 

なかなか議論は深まらなかったけれど、少しは考えるきっかけになったのではないか。

 

日本経済新聞にはらこんな記事と天皇陛下なお言葉、首相の式辞が掲載されていた。

 

終戦75年、戦没者追悼式 天皇陛下「深い悲しみ新た」:日本経済新聞

天皇陛下のお言葉
 
2020/8/15 15:30 夕刊 
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来75年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、誠に感慨深いものがあります。

私たちは今、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、新たな苦難に直面していますが、私たち皆が手を共に携えて、この困難な状況を乗り越え、今後とも、人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います。

ここに、戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

 

戦没者追悼式 首相の式辞全文 政治 2020/8/15 11:59 天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、戦没者のご遺族、各界代表のご列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行いたします。 あの苛烈を極めた先の大戦では、300万余の同胞の命が失われました。 祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、戦陣に散った方々。終戦後、遠い異郷の地にあって、亡くなられた方々。広島や長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などで、無残にも犠牲となられた方々。今、すべてのみ霊の御前にあって、み霊安かれと、心より、お祈り申し上げます。 今日、私たちが享受している平和と繁栄は、戦没者の皆様の尊い犠牲の上に築かれたものであることを、終戦から75年を迎えた今も、私たちは決して忘れません。改めて、衷心より、敬意と感謝の念をささげます。 いまだ帰還を果たされていない多くのご遺骨のことも、決して忘れません。一日も早くふるさとにお迎えできるよう、国の責務として全力を尽くしてまいります。 戦後75年、我が国は、一貫して、平和を重んじる国として、歩みを進めてまいりました。世界をより良い場とするため、力の限りを尽くしてまいりました。 戦争の惨禍を、二度と繰り返さない。この決然たる誓いをこれからも貫いてまいります。我が国は、積極的平和主義の旗の下、国際社会と手を携えながら、世界が直面している様々な課題の解決に、これまで以上に役割を果たす決意です。現下の新型コロナウイルス感染症を乗り越え、今を生きる世代、明日を生きる世代のために、この国の未来を切りひらいてまいります。 終わりに、いま一度、戦没者のみ霊に平安を、ご遺族の皆様にはご多幸を、心よりお祈りし、式辞といたします。

 

 

戦後75年の終戦記念日感染症との開戦記念日にならないことを祈っている。