真冬の夜の夢

 

ぐったり感を引きずりながら目が覚めた。

 

強烈な夢を見た。

 

家族で旅行をしていた。

 

国内のどこかはわからないものの寺社仏閣を巡り、ようやく街に戻ってきた時に、突然義理の母が空を指差し、「ほら!ほら!あれ撮って!」と叫んだ。

 

そう言って指差した先には青空を背景にうっすらと、でも確実に形を持っているだろう未確認飛行物体があった。

 

iPhoneをポケットから取り出しカメラを起動しようとするもののどういうわけか働かない。動画にしようとしても同じだ。未確認飛行物体からなんらかの妨害がされていることは間違いない。

 

そうこうする間に未確認飛行物体が形をはっきりと表し始め、その数もどんどん増えていく。しかも地上に近づいてきたかと思った瞬間攻撃が始まった。

 

ビームのような閃光が走り、ビルが爆発、崩壊していく。攻撃は過激さを増し、街は次々に破壊されていく。

 

逃げ惑う人々。阿鼻叫喚の中、自分も家族を守ろうとするが、離れ離れになってしまってどうすることもできない・・・


そんなハリウッド映画のような、

 

それでも妙なリアル感の残るな夢だった。

 

何かの前兆でないことを祈る。