雨が降っていても

 

「雨が降っていても雲の上は快晴」

 

そんな言葉を上司から贈られた。

 

どれだけ大雨でも、ずぶ濡れでも、視界が悪くても、視点を変えれば、広い空がある。

 

広い空間が広がっている。

 

空間の広がりを感じながら仕事をするのと目の前のことに追われ、閉塞感を感じながら仕事をするのとでは雲泥の差がある。

 

心の中に広がる空間を意識しながら一つのことに向かうことを「集中」といい、閉じられた狭い空間で一つのことに囚われることを「執着」というのだと。

 

世界中でコロナという集中豪雨が続いたこの一年半。

 

土砂降りの中でも心という無限の世界を楽しんだ人たちがいる。

 

そんな世界を縦横無尽に飛び回りたい。

 

雲の上の青空の世界を。