下らない人間

昨日訪問した「ちひろ美術館 東京」で岩崎ちひろさんが「駄作でいいんだから」という言葉に救われたエピソードが印象に残った。

 

気合を入れる、力を入れる、全力で頑張る、ベストを尽くす、自分を超える・・・

 

どれも巷に溢れているし、時代が必要としているし、個人的にも好きな言葉。

 

そんな中「駄作でいい」という言葉は、心に一陣の風を吹かせてくれた。

 

「人間って『自分がいかに下らない人間か』ということを思い知ることで、スーッと楽にもなれるんじゃないかな」

 

タモリさんの言葉も胸にすーっと染み入ってくる。

 

やらなきゃいけない、絶対成功させなきゃならない、最高のものを作らなきゃ・・・

 

そうなんだけれど、

 

そうだと、

 

心も体も萎縮してしまいかねない。

 

むしろ、

 

「下らない人間なんだから」「駄作でいいから」の方が心も体も軽くなってチャンスが広がる気がする。

 

無理なんてしなくてよくて、

 

無理なんてしない方がよくて、

 

今できることを、楽しんですればいい。

 

僕らはみんな「下らない人間」なのだから。