今日8月6日は77年前に広島に原子爆弾が投下された日。
その広島で平和記念式典が開かれた。
広島市長、総理大臣、国連事務総長それぞれのスピーチが聞いたけれど、一番心を打ったのはこども代表による「平和への誓い」だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/770648943e436b0ed621e2278cd265aec29c03d6
平和への誓い
あなたにとって、大切な人は誰ですか。
家族、友だち、先生。 私たちには、大切な人がたくさんいます。 大切な人と一緒に過ごす。笑い合う。 そんな当たり前の日常はとても幸せです。
昭和20年(1945年)8月6日 午前8時15分。 道に転がる死体。 死体で埋め尽くされた川。 「水をくれ。」「水をください。」という声。 大切な人を一瞬で亡くし、当たり前の日常や未来が突然奪われました。
あれから77年経ちました。 今この瞬間も、日常を奪われている人たちが世界にはいます。 戦争は、昔のことではないのです。
自分が優位に立ち、自分の考えを押し通すこと、それは、強さとは言えません。 本当の強さとは、違いを認め、相手を受け入れること、思いやりの心をもち、相手を理解しようとすることです。 本当の強さをもてば、戦争は起こらないはずです。
過去に起こったことを変えることはできません。 しかし、未来は創ることができます。 悲しみを受け止め、立ち上がった被爆者は、私たちのために、平和な広島を創ってくれました。
今度は私たちの番です。 被爆者の声を聞き、思いを想像すること。 その思いをたくさんの人に伝えること。 そして、自分も周りの人も大切にし、互いに助け合うこと。
世界中の人の目に、平和な景色が映し出される未来を創るため、私たちは、行動していくことを誓います。
令和4年(2022年)8月6日
こども代表
https://www.city.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/189623.pdf
本当の強さを身につけたい。