中学一年生の息子が玄関先に通学リュックと何冊かの教科書を置きっ放しにしていた。
その中で目に留まったのはこれ。
去年の秋に強行軍で行った東北旅行で立ち寄らなかった方の美術館の展示物が表紙になっていた。(東北旅行2015)
表紙につられて、中をパラパラっとめくってみるとその内容に心を奪われる。
美術や音楽の才能は0と自負しているけれど、鑑賞するのは決して嫌いな方ではない。
それでも学生時代には深く考えること、感じることなど一切なく、単に「美術の授業」を受けていただけでその内容がこれほど興味深いものであったなんて・・・と暫し感慨に耽ることに。
普段何気なく行っている見たり聞いたり感じたりするのを「鑑賞する」意義やテクニックを学ぶだけでなく、この世に存在するモノ全てが鑑賞や表現(自分なりの再構築)の対象になり得ることにも気づかされた。
今日、車で外出しようとした時にドアミラーにトンボが止まっていた。
数十年ぶりに模写してみたいと思った。