2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

その日に備えて -定年退職-

先日のこと。 人生の大先輩の一人が定年退職の日を迎えられた。 その翌日からも嘱託勤務という形で仕事を続けるため盛大なお祝いは自粛(?)されたけれど、還暦を迎え、人生の大きな一区切りであることに違いはない。 ふと、自分の定年退職の日のことを思…

自分をわくわくさせるもの

自分をわくわくさせるものは何だろう? そのことを考えるだけでドキドキ、ウキウキすることは? そんな質問を自分に投げかけることがいつの間にかなくなっていた。 前にそう問うたのはいつだったろう? 気がつくと、わかり顔して物事を処理するようになって…

同じ顔ぶれの効果

年に一回の健康診断が始まった。 受付を済ませて待合室に通される。 しばらく待つ。 去年はあっという間だったけれど、今年は混んでいる様子。尋ねてみると普通とのこと。 検査服に着替えていざ出陣!(バーコードがついているのを見るとおしゃれな囚人服?…

ドラスティックな改革

以前のブログでは平時における「上手な変化の起こし方」について考えた。 「平時における」は文字通り緊急時ではない時。まだ余力のある時、自ら変える力が残っている時の変革の方法について。 逆に「ドラスティックな改革」の必要がない状態だとも言える。…

思い込みの仕業

一昨日と昨日、誤解と勘違いという言葉を使って我々が陥っている罠について考えてみた。 完璧なる誤解 大いなる勘違い 今日は勘違いの同義語として使われる「思い込み」を使って日常に潜んでいる小さなリスクについて考えてみたい。 長い間「うろおぼえ」を…

大いなる勘違い

大いなる勘違いを勧めたい。時々思う。我々は既に大いなる勘違いをしているのではないかと。今の自分ではいけない、ありのままの自分ではいけないと。この資本主義社会で生き残っていくためには能力とスキルが求められ、それらを磨くためには強迫観念にも似…

完璧なる誤解

知らぬ間に誰かを傷つけていることがある。意図せずとも誰かを悲しませていることがある。意識せぬうちに誰かを怒らせていることもある。我々は自分がその「誰か」(被害者)になった時は敏感に反応するけれど、加害者になっていることには驚くほど鈍感であ…

後から出てくる予兆

あの時の○○は予兆だった・・・震災前のことしかり、身内の不幸のことしかり、痛ましい事件しかり・・・そんな大きな出来事でなくても我々は何か気になることがあると過去を振り返り、そこに何かしらの予兆を見出そうとする。何かできたのではないか、防げた…

川柳に挑戦!

今日11月22日は「いい夫婦」の日。 そこで一句。 いい夫婦 今じゃどうでも いい夫婦 第26回サラリーマン川柳第一位受賞作品である。(マッチ売りの老女) 他にも秀逸な作品が並んでいて、微笑ましい気分になったり、苦笑いしてしまうものもある。 例え…

気づきの裏書き

何かに対して感じたことがあってもそれが薄い印象だとさして気にすることはない。しかし、その感じたことと同じことを他の誰かが指摘すると、自分の印象の正しさが証明されたような気持ちになることがある。指摘した人がどういう人かによって逆に自分の感じ…

雨宿り

外出中に突然雨が降り出した。傘を持っていず、思わず建物の庇(ひさし)に身をやる。遠くの空には青空が垣間見えるもののすぐ上の空を見上げると灰色の雲で覆われている。雨宿り・・・そう呟いた瞬間、懐かしい響きに心が和んだ。あ、新しい出逢いがあるか…

前年比発想からの脱却

「前年比発想では新たなチャンスを掴むことはできない」 今日とあるセミナーに参加して印象に残ったフレーズ。 休憩時間を挟み3時間のお題異なるセミナーはいずれも内容濃く、刺激満載で脳が活性化した(気がした・・・汗)。 冒頭の台詞が印象に残った理由…

幸せのおしつけ

「あの人は幸せだよね」 「絶対あなたの方が幸せよ」 そんな言葉を時々耳にする。 どうして人は他人に幸せをおしつけるのだろう。 どんな状況にいても幸せな人がいる一方、周りからどれだけ憧れられても幸せではない人がいる。 幸せはあくまで主観的なもの。…

七五三

七五三という言葉は何度となく耳にしてきた。数えで7歳(満6歳)になる娘の七五三詣での直前に改めて七五三をネットで調べてみた。七五三(しちごさん)とは、7歳、5歳、3歳の子供の成長を祝う日本の年中行事。天和元年11月15日(1681年12月24日)に館林城…

都合のいい耳

老若男女問わず「都合のいい耳」を持っている人がいる。 「都合がいい耳」とは、形がいい耳ではなく、よく聞こえる耳というわけでもなく、ましてや問題がある耳ということではない。 自分にとって都合のいいことしか聞こえない耳のこと(それはそれで大いに…

誕生日に死ぬ確率

今日は11月15日。 幕末の志士、坂本竜馬の誕生日であり、命日である(厳密に言うと、誕生日である天保6年11月15日は西暦1836年1月3日にあたり、暗殺された慶応3年11月15日は西暦換算で1867年12月10日になる)。 ふと、「誕生日…

面倒くさい

面倒くさい、面倒くさい・・・ そんな風にいつも言っていないだろうか? それが口癖になっているのが先日引退を発表した宮崎駿監督。 数々の名作を作り、世界から高い評価を受けてきた宮崎監督が作品の制作過程で口癖のように「面倒くさい、面倒くさい・・…

1%の不具合

1%の不具合は当たり前 そういう考え方もある。 機械や工場ならそれ以下にする努力は必要だし、99%で満足することなく100%へのあくなき追求こそが信頼を勝ち取り、厳しい市場で生き抜く重要な要素であることは間違いない。 しかし、 人間は、あいに…

がんばらない

日本人の美徳の一つと言っていいかもしれない。 がんばるということ。 昔から好きな言葉だった。 今も変わらない。 しかし、 別の価値観が芽生えていることも認めないわけにはいかない。 がんばらないという価値観 がんばってもうまくいかないことがある。 …

ペットボトルのキャップの行方

街でこんなものを見かけて吸い付けられるように近づいた。 ペットボトルのキャップがリサイクルされていることは前から知ってた。 なんとはなしに集めていて機会がある度に寄付、提出(?)していたけれど、それがどれくらいの価値があり、どんなものに形を…

すべきこと<したいこと

昨日のブログでこう書いた。 すべきこととしたいことがあればしたいことが勝つ。その理由はすべきことは頭で考えることであり、したいことは本能から出てくることだから。それ故に、頭で考えること、すべきことに価値があり、「すべきこと>したいこと」でな…

すべきこと>したいこと

すべきこととしたいことがあればしたいことが勝つ。それが普通。すべきことは頭で考える。したいことは本能、だから。それ故に、頭で考えること、すべきことに価値がある。本能に勝つためには、それ以上に圧倒的な理性や合理性、社会性に支えられた頭で考え…

一流への最短距離

「あなたは一流ですか?」 そう訊ねられて「はい」と即答できる人はそう多くない。 プロ野球選手がそう尋ねられても「はい」と答える人は少ないという。 ムネリンこと川崎宗則選手(元ソフトバンクホークス、シアトルマリナーズ、トロントブルージェイズ)…

気球を上げる

政府や官僚や政治家がメディアに情報を小出しにすることがある。 細かく少しずつ情報がリークするのはあくまで意図的なこと。 それを「気球を上げる」と言うそうだ。 観測気球よろしく情報を小出しにして世間や世論の反応を確かめ、必要に応じて軌道修正をし…

階段から落ちる

昔からある舞台でのアクションシーンの一つに階段落ちがある。 蒲田行進曲や池田屋階段落ちはあまりにも有名だ。 昨日、身近なところで階段絡みの事故が立て続けに起こった。(演技ではなく) 幸い命に別条はないものの怪我としては決して軽いものではなく、…

不遇の時代

大成した人物には必ずと言っていいほど不遇の時代がある。 不遇の時代を経ることによって強くなれるから。 不遇の時代に他人の心に触れるから。 不遇の時代に世界の広さと深さに気づくから。 不遇の時代が訪れたら、 否定するのではなく、 誰かを恨むのでも…

過去と他人から学ぶ

人に人格があるように国にも国格がある。 国に歴史があるように人にも過去がある。 この国が犯してきた過ちから人は学ぶことができるし、人のあるべき姿からこの国は未来を作っていける。 自らの過去から学び、 他人からも学ぶことができれば、 我々は最強に…

何にもない日

何にもない日があってもいい。休みの日には何かをしなければならないと思い過ぎると逆にストレスになる。灰色の空に覆われた世界は心なしか重く苦しい。こういう日は家にいて、家でしかできないことをするのが一番。本を読んだり、テレビを観たり、家族とゲ…

空と緑と水と

可笑しさセンサー

もののあわれを感じるにはそれなりの時間と経験が必要なのと同じように、物事の可笑しさを感じるにはそれなりの修業が要る。誰もがわかる滑稽さには誰もがわかるだけの軽さしかない。価値があるのは、一見普通に見えることに可笑しさを見出すこと。そのため…