祇園精舎の鐘

 

昨日のブログで栄枯盛衰と語り、奢れる者久しからずと書き、平家物語の序文を思い出した。

 

祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

 

全ては移ろい変わっていく。

 

であるならば、

 

今を悩んだり、過去を悔やんだり、未来を憂いても仕方がない。

 

今この瞬間を深く味わい、

 

楽しみ尽くせばよい。

 

除夜の鐘で煩悩を祓う前に・・・