2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

月一雑誌 ー一個人ー

今月で10回目になる今年の月一企画「今までに一度も買ったことのない雑誌を買ってみる」には「一個人」を選んでみた。 http://www.ikkojin.net/ 2012年12月号は保存版特集「大人の日本語マナー必修講座」 最近いろんなところでよく見かける「日本語…

クリティカルシンキング

クリティカルシンキングは「批判的思考」と訳されることが多い。 昨日のブログの最後で日本再生のための重点項目が日本人の「批判的思考」を鍛えることかもしれないと締め括った。 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20121029 日本では、「批判的」であること…

日本再生重点化措置

一昨日は科学の発展のための予算取りについての問題点とGDPに占める教育費の割合が日本がOECD加盟国最低であること、昨日は予算には哲学がいることを、この国には哲学がないことを憂えた。 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20121028 平成24年度の、…

予算という哲学

GDPに占める公的教育費の割合がOECD加盟国の中で日本が一番低い 昨日のブログの最後にそう書いた。 それはデータの取れる直近3年の話であり、高度成長期には(もう社会や歴史の話にしか聞こえない?)、逆に一番教育費をかけていた国であった。 「お金を何…

No.2の価値

「No.2ではいけないんですか?」 もう今ではお笑いのネタにしかならない民主党の事業仕分けの時に蓮舫議員が口にした有名な台詞。 「科学への期待と責任」と題し、昨日のブログでイタリア中部地震を予期できなかった科学者が禁固刑を受けたニュースを紹介し…

科学が背負う期待と責任

先日の日経新聞の社会面でこんな記事を発見し、驚いた。 地震予知失敗で禁錮6年 伊の学者ら7人実刑判決 (2012/10/23 0:50) 【ラクイラ=共同】多数の犠牲者が出た2009年のイタリア中部地震で、大地震の兆候がないと判断し被害拡大につながったとして、過…

2年という通過点

ブログを書き始めてから2年が経った。 2010年10月21日から再起動し、その4日後の10月25日から毎日書き続け、今日で丸2年になる。 正直な感想はシンプルな一言に集約される。 楽しかった! と。 自分でも驚くほど苦痛はなく、むしろ知的好奇心…

暗闇に生きる

全盲の方からお話を聞く機会があった。 一口に目が見えないと言っても、ある程度の明るさがわかる人もいれば、視界の中心部分は見えるけれど周りが見えない人もいるし、中央だけが見えない人もいる。 お話を聞かせて下さった方は生まれた時からほとんど見え…

偉大なる矛盾

昨日のブログでこんなことを書いた。 自分が思い通りに生きるための方法が自分を優先させないとはなんという皮肉。 自分を最も活かすための方法が自分を犠牲にすることだったとはなんという矛盾。 水平線/地平線の彼方にうっすら姿を現した考え方ゆえに蜃気…

遥か彼方に

水平線/地平線の向こう、遥か彼方に何かが見え始めた。 目を凝らしてかすかに見える程度だけれど、 この世界を思い通りに生きる方法が。 かすかに浮かぶその方法とは、 「自分を優先しないこと」 自分が思い通りに生きるための方法が自分を優先させないとは…

溢れ出す水

どうすれば効率的に取り出せるかばかりを考えてきたけれど、何のことはない、 自然に溢れ出すまで入れ続けるのが一番簡単、かつ効率のよい方法なのだと気づいた。 何かを覚えようとしてもなかなか身につかない、何かを体系的に理解したいけれどなかなかうま…

ミツバチの使命

「ミツバチの生きる目的を知っているかい? もし、ミツバチに『あなたたちは何のために生きているのですか?』と尋ねたなら、彼らはきっとこう答えるだろう。『ハチミツを作ることが仕事よ。せっせとミツを作るの。なぜなら私たちはミツバチだから』」 「で…

いい人をやめる

いい人をやめようと思う。 それが一番よい方法なのではないかと気づいたから。 「いい人」であろうとすること自体は悪いことではない。 「いい人」は誰にも迷惑をかけず、問題を起こすこともない。 言ってみれば「人畜無害」な存在。 害がないということは逆…

ページを重ねる

「ページ重ねる」 そのことに想いを馳せることになった。 一枚の紙の厚さは一ミリにも満たない。 しかし、その紙も重ねていくと分厚い本になる。 我々が日々できることはそれほど多くはない。ローマは一日で成ることはない。 されど、ページを重ねていくこと…

旗を掲げる

旗を掲げる その意味について想いを馳せることになった。 ジブリの「コクリコ坂から」を観たから。 旗を掲げることは自分が何者であり、何を求めているかを主張すること。 旗を目にした人は、明確になった判断基準を基にその旗の下に集まるのか、そうでない…

機が熟していない

今、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読んでいる。 著者の小説は随分前から読んでいて、殆どの作品を読んでいるが、この作品だけ今まで二度も読みかけたのに二度とも挫折している。 司馬小説をこよなく愛し、何度も読んでいる作品もある中、何故だかこの一作だ…

橋を焼く

橋を焼く burn the bridge という英語の表現がある。 渡り切った橋を焼いて落としてしまうことで後戻りできない状態にすること。 橋を焼いてしまったから、もう前の会社には戻れない もう彼女とはやり直すことはできない もう前を向いて歩いていくしかない。…

他人の言葉

他人の言葉をあたかも自分の言葉のように話すことは失敗の元になることに気づいた。 他人の言葉はあくまで他人の言葉であり、借りてきた言葉に過ぎない。 言葉に自分の想いは乗らず、空虚で乾いた軽いものになってしまいがち。 そこには重みも鋭さも存在せず…

1日の1%

昨日のブログで1年間を何で測るのかについてミュージカルの「レント」の歌を引き合いに出し、考えてみた。 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20121012 一年間は525600分、一月は43200分。一週間は10080分。そして一日は1440分。 よりよ…

525600

Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes... という歌い出しはミュージカル「レント」の始まりの歌。 江口洋介が演じるキリンビバレッジの缶コーヒー"Fire"のCMで使われていて、改めてiTunesに入っているその歌を聴き直してみた。 525…

魔法の言葉

大好き大好き大好き、大好き大好き大好き、大好き大好き大好き! 楽しい楽しい楽しい、楽しい楽しい楽しい、楽しい楽しい楽しい! そう言い続けると不思議なほど本当にそんな気がしてくる。 面白いから笑うのではない。笑うから面白いのだ。 アランの幸福論…

ミネルバの梟

ミネルバの梟(ふくろう) をご存知だろうか。 ギリシア・ローマ神話の話の一つで、哲学者ヘーゲルが「ミネルバの梟は黄昏にしか飛翔しない」という文章を残したことでも有名。彼はそこでミネルバの梟を哲学者に喩え、知の象徴とした。 ギリシア アテネの近…

無知の知

「無知の力」と題して無知でいることが時に力を与えてくれることについて昨日考えた。 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20121008 その最後を「無知の知のためにも」と締め括った。 「無知の知」とは言わずと知れた、ソクラテスの有名な言葉。 はてなキーワー…

無知の力

Knowledge is power. 知識は力なり 改めて言う必要がないほど当たり前で有名で言葉。 けれど、無知でいることが力を与えてくれることもある。 昨日登った雪彦山も事前にコースとそのたいへんさがわかっていたら恐らく登っていなかっただろう。 「もし僕がも…

修験者の山

キャンプ場を後にして我々が向かったのは雪彦山。(せっぴこざん) 日本三彦山の一つだ。 三彦山(さんひこやま)とは、新潟県の弥彦山、福岡県の英彦山、そして兵庫県にあるこの雪彦山。 この三山は古来より修験者(しゅげんしゃ)の山として知られている。…

つながらない不安

いつの間にか我々はユビキタス社会に突入していたようだ。 キャンプに来ている。 兵庫県姫路市の山奥にある佐中ふれあいの里というキャンプ場。既にシーズンは終わっていてデイキャンプを楽しんでいるグループが一つと我々以外には二家族しかいない。 管理人…

やるかやらないか

できるかできないかではなく、 やるかやらないか ただ、それだけ。 そんな風に感じた。 世の中にはありとあらゆる問題が山積みになっている。 人々はその問題を深刻に受け止め、眉間にシワを寄せ毎日を苦しそうに生きている。 その問題とは、 端的に言うと、…

自分というものさし

誰もが自分というものさしを持っている。 極微を測れるものさしもあれば、巨大なものさしもある。 鉄でできたものさしもあれば、プラスティックでできたももある。巻尺もあれば、スコープ付きの測定器もある。 それぞれが持つものさしを常に磨いている人もい…

タラントの譬

タラントの譬(たとえ) 新約聖書のマタイによる福音書25・14〜30にあるたとえ話である。 「もし私たちが、自分が今持っているものを、たとえそれがどんなに小さなものにみえようとも、誤って用いたり無視したりしたならば、それによって私たちは、自…

人間スーパーコンピュータ

大容量のデータを素速く、正確に処理する能力を身につけることが重要だ。 そんな風に感じた。 仕事ができる人の定義の最たるものとも言える。 具体的に言えば、山ほど届くメールを瞬時に読み、判断し、対応していく。次から次へと降ってくる課題を整理し、他…