1%の不具合は当たり前
そういう考え方もある。
機械や工場ならそれ以下にする努力は必要だし、99%で満足することなく100%へのあくなき追求こそが信頼を勝ち取り、厳しい市場で生き抜く重要な要素であることは間違いない。
しかし、
人間は、あいにくそういうわけにはいかない。
小学校教師の盗撮発覚!
自衛隊員の万引き常習犯逮捕!
裁判官の援助交際判明!
警察官の飲酒運転による人身事故発生!
有名大企業の社員横領で逮捕!
こうした犯罪はないに越したことはないけれど、どんな組織に所属していても、どんな肩書きを持っていても起こる時には起こってしまう。
犯罪を犯すまでの人の確率は1%には至らないだろうけれど、変わった人、変な人程度ならゆうに1%は超えるに違いない。
とすると、100人いれば最低一人は変な人になる。
100人が集まる会合では必ず変な人がいることになるし、数万人が集まるイベントには数百人の変な人が・・・
全国にいる小学校教師約42万人のうち4200人は変わった人であり、警察官25万人のうち2500人は変な人ということ。
それは悲しんだり憂いたりすることではなく、ましてや異常なことでもなく、普通の社会。
それを踏まえた上で生きていく必要がある。
過剰反応するべきではないのだ。
我々は決して「完璧な世界」に住んでいるわけではないのだから。