大いなる勘違い



大いなる勘違いを勧めたい。



時々思う。



我々は既に大いなる勘違いをしているのではないかと。



今の自分ではいけない、ありのままの自分ではいけないと。



この資本主義社会で生き残っていくためには能力とスキルが求められ、それらを磨くためには強迫観念にも似た上昇志向、現状否定思考が必要。



そんな考え方がいつの間にかに蔓延し、当たり前の世界になっている。もう誰も疑うことすらしない。



本当はそうではなくて、ただ単に我々がそう思い込んでいるだけかもしれないのに・・・



とは言え、



この大いなる勘違いは我々を自らの奴隷にしている反面、人類の進化や発展の大きな原動力にもなってきた。



また一方で、



ありのままの自分でよいという考え方もある。



今の自分を否定し続けることで自分に自信を持つことができず、弱い存在のままで居続けてしまう。



今の自分を否定し続けるのがよいのか、ありのままの自分を受け入れるのがよいのか、



結局のところ、我々には永遠に答え=真実はわからない。



もしかすると、答えはそのどちらでもなくて自分で作るものなのかもしれない。



であるならば、



大いなる勘違いも立派な答えになるのではないだろうか。