2014-05-14 本当のことの不在 真実の不在事実の不在解釈は山のようにあっても本当のことはいつもわからないまま。本質に迫ることなく常に外周をうろうろしているかのよう。集団的自衛権をめぐる憲法解釈しかり、STAP細胞の存在しかり、福島第一原発事故の原因究明しかり。結論の不在であり、総括の不在。全てが中央の巨大な釜に投げ入れられ、ぐつぐつと煮られ、曖昧さという味に溶け込んでいく。そして人は言う。「微妙」と。それが仮の結論になり、誰も何も言わなくなり、本当のことは永遠に失われてしまう。