卒業式の定番になっているというRADWIMPSの「正解」という歌がいい。
合唱パートもあって心が洗われ、正常化すると感じられるのは筆者だけではないはず。
理屈に合わないことをどれだけやれるかが青春だと思っている若者に向けた歌だけれど、正解がある問いばかりを教わってきたのは彼らだけではない。
混迷の時代においては誰もが銀河の何処にも存在しない正解のない問いに立ち向かっている。
AIはヒントはくれたとしても自分の正解を与えてくれるとは限らない。
結局は自分の頭で必死に考えて心の羅針盤を頼りに歩んでいくしかない。
それを繰り返して自分で、自分の人生で、答え合わせをするより他はない。
正解のない問いの正解は自分で正解をつくることしかないのだ。
「答えが既にある問いなどに要はない」