QOLとは、"Quality Of Life"の略で日本語では「生活の質」と訳されることが多い。
先日からのブログの流れで昨日の最後を「我々日本人はもっとQOLに注目すべきだ」と締め括った。
一般的にQOLが使われるのは医療現場が多いけれど、ここでは「日々の生活の質」という意味と「人生の質」の両方をかけている。
我々日本人はワーカホリック(仕事中毒)の傾向があって個人よりも組織(お上)を重視する価値観が染み付いている。その結果、世界第3の経済大国(数年前までは世界第2位!)とは思えないほど個人の幸福度が高くない。
アベノミクスの効果で株価は数年前に比べ倍以上に上がっているし、上場企業の直近(4~6月期)の経常利益が24%も増えたニュースも流れたばかりだけれど、人々の生活の質の向上や人生の向上に繋がっているという実感はほとんどない。
ミクロで見ても自分を含めて身の回りの人たちが自分の生活の質を高める、自分の人生の質を向上させるために心を砕いているとは思い難い。それほどみんな余裕がない。余力がない。
それを「メンテナンス」という視点で個人で改善することが大事、それをここ数日で書いた。
それと同時に社会が、政治が、国民のQOLを上げるための施策、法律改正をしているのか、がかつてないほどに問われている。
我々国民、市民はもっと問うべきなのだ。
そのためにはまず個人が自分のQOLを上げる意識を持つことから始めなければならない。