「幹を太くする」
ということを最近よく思う。
人を木に喩えると幹と枝葉と根に分かれる。人それぞれがそれぞれの根っこの伸び、幹の太さと長さ、枝葉の広がりを持っている。
組織の中において大切なのは枝葉を伸ばすことではなく、幹を太くすることなのではないかと。
人はそれぞれの場所、それぞれの状況に応じて成長し、今の状態になっている。
「あの人は○○が課題だよね」「どうしてあの人は○○ができないんだろ」「あの人に○○ができればもっとよくなるのに・・・」
我々は他人を評す時に「できない部分」に焦点を当てがちだけれど、それはその人の枝葉末節について評しているに他ならない。
枝葉末節が細いのには理由がある。
枝葉末節が太くなればその木は別の木になってしまう。
我々が見るべきところはその人をその人足らしめている「幹」であり、その「幹」をもっと太くすること、大きくすることにもっと意識を向けるべきではないか。
組織はもちろんのこと個人も同じである。