忘れられる権利
今日の日本経済新聞のコラムに取り上げられていた言葉である。
「目標は完全なる人生の記憶をネット上に永遠にとどめることだ」
コンピュータ産業の草創期から活躍してきたゴードン・ベル氏が言う。
自分にまつわるもの全てをネットに残すことを「ライフログ」と呼ぶ。
「ネット人類未来」というタイトルのコラムで第一部「巨大データの光と影」の最後にこんな説明がされていた。
「忘れられる権利」欧州連合(EU)は今年、こうした権利を提唱した。ネット上の記述削除を申し立てる第三者機関をつくり、侵害さらた権利を救う。EUはすでに個人情報保護で独立監視機関を創り、先を行く。以上
どうしたら記憶にとどめられるかを凡人は常に考えている。
しかし、ネットやITの進んだ世界では反対の悩みも発生する。ネット上に残したくない情報が永遠に残ることもあるからだ。
忘れられる権利・・・
人間に与えられた最大の能力は忘れられること
そんな名言さえすっかり忘れていた・・・