吉本興業が激震に見舞われている。
雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ１号２号の田村亮ら一部お笑い芸人の反社会勢力への「闇営業」と虚偽証言から始まった一連の騒動は二人のクーデター的な記者会見によって一気に流れが変わった。
本人達にはクーデターの意図はなかったようだが、結果的には会社の古い体質や闇の部分を抉り出すきっかけとなったことは間違いない。
それに呼応するかのように若手から大物芸人までが次々と声を上げ、二人の擁護を口にし、会社の姿勢に辛辣な意見（ツッコミ？）をぶつけている。
岡本社長の記者会見は事態の収拾どころか火に油を注ぐ結果になった。
過去の醜悪な出来事が掘り返され、擁護する者も現れ、予期せぬ人物が予期せぬ発言をし、先輩後輩、業界の垣根を超えて言いたい放題、バトルロイヤル状態になっている。
このカオス状態を終息の方向に向かわせるための処方箋は一つ。
膿を出すこと。
出し切ること。
治療は、そこからしか始まらない。
