予兆でない祈願

今朝5時33分頃、大きな揺れとiPhoneの緊急災害速報で目が覚めた。



18年前のあの日が蘇る。



次の瞬間、南海トラフ巨大地震が起こったのかもしれないと体全体に緊張が走る。



直ぐにテレビをつけ、ネットに繋ぎ、震度6という数字と震源地淡路島という文字を目にした瞬間戦慄が走った。



気象庁のサイトにアクセスする。



地震情報(震源・震度に関する情報)
平成25年4月13日5時37分 気象庁発表
きょう13日05時33分ころ地震がありました。
震源地は、淡路島付近(北緯34.4度、東経134.8度)で、震源の深
さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は6.0と推定されます。
[震度3以上が観測された地域]
震度6弱 兵庫県淡路島
震度5弱 大阪府南部 徳島県北部 香川県東部
震度4 京都府北部 京都府南部 大阪府北部 兵庫県北部
兵庫県南東部 兵庫県南西部 奈良県 和歌山県北部
和歌山県南部 岡山県北部 岡山県南部 徳島県南部
香川県西部
震度3 福井県嶺南 三重県中部 滋賀県北部 滋賀県南部
鳥取県東部 鳥取県中部 鳥取県西部 島根県東部
島根県西部 広島県北部 広島県南東部 広島県南西部
愛媛県東予 愛媛県中予 高知県東部 高知県中部
山口県東部
震度5弱以上が観測された市町村]
震度6弱 淡路市
震度5南あわじ市
震度5弱 大阪岬町 洲本市 鳴門市 東かがわ市 小豆島町
この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、
被害の心配はありません。
この地震について、緊急地震速報を発表しています。
情報第1号

http://www.jma.go.jp/jp/quake/20130413053727393-130533.html



すぐに大切な人達に連絡を取る。



大丈夫、みんな無事だ。



安堵の息が漏れる。



しばらくすると情報が次々に飛び込んできた。



震度6という数字と発生時間、震源地があまりにも似ていただけに体中にアドレナリンが駆け巡り、無意識のうちに非常態勢になっていたけれど18年前のあの時とは比べものにならないほど被害は限定的だったようだ。



以下はお昼過ぎに発表されたNHKニュース。



兵庫・淡路市で震度6弱 余震に注意を
4月13日 12時17分


13日朝早く、兵庫県淡路市で震度6弱の激しい揺れを観測する地震がありました。
気象庁は、揺れの強かった地域では余震に十分注意するよう呼びかけています。

13日午前5時33分ごろ、兵庫県の淡路島付近を震源とする地震があり、▽淡路市で震度6弱の激しい揺れを観測したほか、▽南あわじ市震度5強を観測しました。
また、▽兵庫県洲本市と大阪の岬町、徳島県鳴門市、香川県東かがわ市、小豆島町で震度5弱の揺れを観測し、▽西日本と東海・北陸、長野県にかけての広い範囲で震度4から1の揺れを観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は淡路島付近で、震源の深さは15キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.3と推定されています。
その後、震源地付近では午前5時41分ごろに淡路市と洲本市で震度3の揺れを観測する地震が起きるなど、余震とみられる体に感じる地震が相次いでいます。
気象庁は「揺れの強かった地域では住宅の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがあり、今後1週間程度は震度5弱程度の揺れの余震に十分注意してほしい」と呼びかけています。
政府の地震調査委員会は、14日、臨時の会合を開き、今回の地震活動を評価することにしています。

余震に注意を
この地震のあと、余震とみられる体に感じる地震が相次いでいます。
午前5時41分には、淡路島付近でマグニチュードは3.8の余震があり、淡路島の洲本市と淡路市でいずれも震度3を観測しました。
気象庁は「揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがある。今後1週間程度は震度5弱程度の余震が起きるおそれがあり注意してほしい」と述べ、揺れが強かった地域では余震に十分注意を続けるよう呼びかけています。以上



今回の地震が阪神大震災の余震か否かで議論が分かれているようだが、大事なことはこれを防災減災のための行動のきっかけとすること。



これが南海トラフ巨大地震の予兆でないことを心から、心の底から祈っている。(以下、関連記事を転載させていただく)



淡路島震度6弱 阪神大震災の余震か否か…専門家と気象庁割れる見解
産経新聞 4月13日 12時46分配信

洲本第一小学校で発生した地割れ=13日午前、兵庫県洲本市(沢野貴信撮影)(写真:産経新聞)
 淡路島を震源とする今回の地震について、専門家から「阪神大震災の余震の可能性がある」との声が上がっている。震源が阪神大震災を引き起こした野島断層に近いためで、「南北の断層の南の端が割れ残っていたのではないか」という。一方、気象庁は大震災とは発生メカニズムが異なることから「何らかの関連はあるかもしれないが、余震と言えるかは分からない」と慎重な姿勢を示しており、野島断層との関係は今後、精査するとしている。

【図で見る】ひずみ蓄積800年分、超巨大災害に 南海トラフ巨大地震

 慶応大環境情報学部の大木聖子准教授(地震学)は「阪神大震災から18年もたってから余震が起きるのかという疑問もあるだろうが、地震活動としては十分ありうる」と説明する。

 ただ、今回の発生メカニズムは断層が縦にずれ動く「逆断層型」で、阪神大震災は「横ずれ断層型」だったことから、「別の断層が動いた可能性」も指摘されている。

 この点について、大木准教授は「震源の場所からみて、別の断層だとしても、大震災によるストレスを抱えていて今回の地震につながったとみるのが妥当だ。大震災の余震の可能性も含め、大震災の影響によるものと考えてもおかしくない」と分析する。

 また現在、国が対策の検討を進めている南海トラフ巨大地震との関連については、「南海トラフの地震を引き起こす海底のプレートのなかで起きる地震ではないので、直接の原因にはなりえない」とする。その上で「南海トラフの地震はいつ起きてもおかしくない。その意味では前兆ではないと言い切れないのではないか」としている。

 一方、記者会見した大阪管区気象台の柿下毅地震情報官は「今回の地震が(南海トラフ巨大地震に)結びつくかは分からない」と述べた。