第105回の夏の甲子園が幕を閉じた。
107年ぶりの優勝を決めた慶應には何か大きな力が働いていたのではないか。
長髪OKや野球を楽しむ姿勢等、これまでの高校野球の概念を変えるような、もっと言うと世の中の風潮や流れを変えるような、そんな勢いが感じられた。
或いは、
世の中の大きな潮流(地下水脈のような目立たないものかもしれないが)に乗っている両チームが選ばれ、その2チームのそれぞれがより時代を表す役割(優勝と準優勝)を与えられたのではないか。そんな不思議な感覚を得た。
昨年夏の覇者仙台育英の須江監督の試合後のインタビューがまた殊勝だった。
「負けたときに人間の価値が出るから、グッドルーザーであれと言ってきた。ずっと拍手していたので誇りですね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b923aa52912e8fd844b4f25605c523d95484d14