効率の死角

 

いつの間にか世の中は「コスパ」とか「タイパ」とか、とかく効率ばかりが注目されるようになった。

 

費用対効果(コストパフォーマンス)、時間対効果(タイムパフォーマンス)という言葉さえもそれぞれ効率を意識してカタカナの省略形で使われるようになっているのがその証拠。

 

少しでも話が長くなると「で、何が言いたいの?」と言われることも珍しくないし、自分がそう言いたくなるシーンも少なくない。

 

だけど、そう言われた身のことは考えただろうか?

 

みちくさをする楽しさは忘れられてしまったのだろうか?

 

コスパ、タイパもいいけれど、効率を求めることで失われてしまったものがないか、時々確認したい。