大人の中の子ども

 

「あの人は子どもだよね」

 

そんな台詞を時折耳にする。

 

子どもにもいろんな面があるけれど、こういうときはネガティブな表現となる。

 

子どもっぽい大人と感じさせるのは何なんだろう?

 

改めて考えてみると幾つか思い当たる。

 

自己主張が強い

周りを見ない、気にしない

自分の気に入らないことは受け入れない

好き嫌いが激しい

物事の一面しか見ない、見えない

 

要は、自己中心的ということ。

 

自己を守ることは決して悪いことではないし、大人になる過程において関心や価値観が自分の外側に広がっていくことで自分を失い、苦しい思いをするよりは軸がぶれないのは望ましいとも言える。

 

それでも子どもっぽいと言われるのはそうした広い、異なる価値観を受け入れられず、自分中心から離れられないから。一つの価値観に縛られた状態のままそこに固執してしまうから。

 

誰もがかつては子どもであり、自分の中に子どもが残っている。

 

純粋さや希望、夢に向かう力は子どもの特権。

 

そんな前向きな力は解き放ち、縦横無尽に発揮させればいい。

 

要は、自分の中の子どもの悪い面が暴れ出さないようにすればいいのだ。

 

まずは自分の中の子どもを探すことから始めたい。