鵜呑みにしない

誰かの言ったことを鵜呑みにしない。

言った人が性格のいい人であったり、信頼できる人であったり、有名な人であったり、上司であったり、妻(あ、上司と同じか)であったりすると、何も考えずに受け入れてしまう。信じてしまう。

日本人の美徳であり、世界的に(相対的に)安全に暮らせる社会ができているのは社会が基本的な信頼関係で構築されているから。

英語に"critical thinking "(批判的思考)という言葉があるけれど、その言葉や考え方に批判的だったのはその土台が揺るがされる恐れを本能的に感じ取っていたから。

それでも冒頭のように鵜呑みにしないというのは自分の頭できちんと考えたいから。自分の心でちゃんと感じたいから。性格のいい人も間違うことはあるだろうし、信頼する人も勘違いだってする。

どんなこともどんなものも全て自分というフィルターを通すのなら自分の価値観に合わないものや納得のいかないものは通したくはない。鵜呑みにしないというのはそういうこと。自分の人生を取り戻すために誰かの言うことを鵜呑みにしない。

改めて考えると、魚を丸呑みにした鵜は魚を吐き出させられるのだ。やはり鵜呑みはよろしくない。(どうりで最近あの調子があまり良くないと思った・・・あ、それはビールの飲み過ぎ??)