シュッとする

 

「あの人はシュッとしている」

最近になって全国区になってきた感もするけれど、元々はコテコテの関西弁。

「シュッとしている」

ハンサムな人を指すことが多いけれど、必ずしもそうではないことを実感したのは、お世辞にもイケメンとは言い難い同僚がしばらく見ない間に痩せて、シュッとしていたから。

平均一日7、8キロほど走っているそう。

頰周りが細っそりしてシュッとした。身体つきも全体に締まった感じで動きも繰り出す言葉も鋭くなっている。精悍さが漂っていると言ってもいいほど。

いつどの世界においても自由であることが望ましいのは言うまでもない。

 

しかし、その自由が単に好きなものを好きな時に食べ、好きなことを好きなときにするという怠慢や傲慢になってしまえば元も子もない。

シュッとする

 

それを目指して自分を絞っていきたい。 

 

 

東京駅にて

 


出張で東京に来ている。


金曜日の夕方の東京駅は恐ろしいほどの混雑だ。


どこからこれほどの人が集まってくるのか、これからどこに行こうとしているのか、帰ろうとしているのか。


無数のすれ違う人がそれぞれがにどこかに向かおうとしている。


そんな光景を見ながらふと思った。

 

体内はこんな感じなのかも、と。

 

体の中の血液、赤血球やら白血球、ヘモグロビンやら血小板にそれぞれの役割があり、するべきことがあり、行くところがある。

 

東京駅という日本で最も混雑している(確認したわけではないが)駅はあたかも心臓のようで身体中から血液を集め、新鮮な酸素を一杯に詰め込んだ血液を全身に送る役割を担っているのかもしれない。

 

だとすれば、東京から地方に送り出される我々には大切なミッションがあるはず。

 

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そろそろ新幹線が出発する。

 

他者に勝つために

 

勝ち負けがはっきり分かれる世界に身を置く経験は重要だ。

勝つために何ができるのか? 
何をしなければならないのか? 
そのために何をするのか?

それらを自分で考え、選び、やり通す。

 

そこには成長がある。

 

先日のブログにそう書いた。(勝ち負けで分かれる)

 

現代社会は競争社会だ。

 

それは紛れも無い現実であり、資本主義に否応なく仕掛けられた罠。

 

それでも競争を通じて自分が成長できればそれでいい。

 

罠をテコにして大きく前進すればいい。

 

他者に勝てるように頭も体も心もフル回転させることで自分の中に眠っている潜在能力が呼び起こされる。

 

自分でも驚くような能力が開発される。

 

そのために競争を巧く使えばいい。

 

それに、

 

自分が最善を尽くすためには、

 

そもそも、

 

他者に勝つ前にまず自分に勝たなければならない。

 

 

我慢のしどころ

 

物事が順調に進んでいる時はそれを加速させることを考えればいいし、いっそ手放しでもいい。

 

戦局が守りに入る時には注意が要る。

 

言わば、我慢のしどころだ。

 

調子が悪くなったり、気分が乗らなくなったりすると足が止まりがちになるし、やめたくなる。

 

そこを何とか我慢する。

 

我慢して、気分を変えて、もう少し進んでみる。

 

目先を変えて、笑顔を作って、あと1歩、2歩歩いてみる。

 

やがて景色は変わり、仲間ができ、空も晴れてくる。

 

我慢のしどころを越えたら必ず絶景が現れる。

 

明日が訪れる。

 

我慢のしどころでしっかり踏ん張りたい。