コンピュータはPCからタブレットやスマートフォンに形を変えつつある。
その変化の中で確信に近い予言がある。
それは近い将来手書きが復興すること。
PCのタイプ打ち、タブレットのスワイプ操作、スマートフォンのフリック入力・・・
様々な入力操作に加え、音声による文字認識、文字入力も少しずつ現実的なものになり始めている。
その一方で、手書きをする機会が急速に失われつつある。
仕事はもちろん日常生活でもコミュニケーションの多くがメールやSNSで行われるようになり、手書きの機会がめっきり少なくなった。
しかし、他方で手書きのよさや価値が見直されてきているとも感じる。
恐らくそれはデジタルの利点に世界が注目し、拡げようとしている反面、その特性とは反対のアナログ的な、人間味溢れる部分、ここでは手書きのぬくもりや個性、自由さのようなものが反作用として求められ始めているからではないか。
それはあたかもデジタル時計が世に出た時、これから全ての時計がデジタル表示になるのではないかと危惧されたのと同じ。
現実にそんなことは起こらなかった。
これからの未来を考えてもデジタルのメリットを人類が放棄することは考えられない。
しかし、デジタルが全てのアナログ的なものを駆逐するわけでは決してなく、どこかの時点、段階でアナログと融合していくはず。
手書き入力が簡単にデジタル機器ででき、デジタル処理される時代はすぐそこまで来ている。
そんな手書きの復興を前にして、
今から美しい字が書けるよう練習をしておきたい。