お茶漬けの位置付け

お茶漬けには目がない。



と言っても、梅茶漬け、鮭茶漬け、野沢菜茶漬け、キムチ茶漬け・・・お茶漬けの具にバリエーションは求めない。



むしろ、お茶漬けはシンプルなものの方がいい。そっと横に梅干しやお新香やぬか漬けが添えられているだけで十分。状況によっては餃子やハンバーグがあってもいいけれど。(真の愛好者からは邪道と言われそうだが)



外食が何日間か続くと今度は無性にお茶漬けが食べたくなる。(その場合は餃子やハンバーグはありえない)



それでもお茶漬けが続くとまた違うものを身体が欲するようになる。



何事もバランスが肝心ということ。



仕事で充実した毎日をおくることは望ましい。プライベートもわくわくすること満載だとなおさら。食事に例えると濃厚なソースを使ったフランス料理もいいし、油をたっぷり使った中華もいい。巨大なハンバーガーも腹持ちのいいメキシカンも捨てがたい。



とは言え、そんなヘヴィで強烈な毎日ばかりだといつかは身体が壊れてしまう。たまにはあっさりしたお茶漬けのような日があってもいい。



人生における「お茶漬けの位置付け」は、胃袋を休めるだけでなく、心も休める無くてはならない存在だということ。



お茶漬けを食べたくなってきたら、身体も心も疲れているというサインかもしれない・・・