値決めは経営の根幹である
とは、ビジネスの世界ではよく聞く言葉。
最近、値決めの妙を改めて感じる機会が増えている。
- 日本経済新聞とWEB版のセット価格
- ローソンの街カフェのコーヒーの値段とポンタカード
- 車のナビやオプションの設定
- 冷蔵庫の容量と値段の差
- 掃除機のオプション付き設定・・・
ネットの急激な普及と止まることを知らず進化を続けるITツールや仕組みのために旧来の商品やシステムが急速に色褪せるようになってきた。
日経新聞もWEB版を読めるのなら新聞紙の配達は必要ないと思ったけれど、紙とセットで1000円のWEB版も紙の配達を止めたら4000円になる。(紙を止める必要がない!!)
ローソンの街カフェのコーヒーが気に入って最近よく飲むようになった。ポンタカードを持っていると180円のブレンドコーヒーMサイズが150円になる。30円の差はバカにはできず、更にコーヒーチケットを買うと1杯20円安くなる価格設定にあれほど作ることを拒否していたポンタカードを作ることにした。
次に車を買い替える時はナビは必要なし!iPhone/iPadナビアプリで十分!と豪語していたにも拘わらず結局ナビをつけることになったのは料金とパッケージ設定の妙のため。(長い冒険の始まり)
いずれも値段と設定次第では購入を止めたり、他の商品を選んだり、単価の低いものを選んだりしていたはずのものを企業の戦略にまんまと嵌まってしまったというわけ。(プチ贅沢のつもりはなかったのに結果としてはそうなったかな?)
ただ、言えるのは、その選択をしたことを後悔はしてはいないこと。
いずれもそのセッティングで満足できている。
将来的にもし自分が何かの値決めをする機会があれば、
絶妙なバランスが取れる価格設定をしてみたいと思った。
身の回りにある「値決めの妙」をこれからも探してみたい。