与える幸せ

楽をしたいと思うのは人間の性か。

とは言っても、楽をするのもそう簡単ではない。誰にも迷惑をかけず、霞を食って生きていければいいけれど、現実はそう甘くはなく、自らつくった過去の遺産からか、他の誰かから何かを得なければ生きていけない。

現実的には、自分の稼ぎや貯金で生きていくのか、誰かに頼っていくのかしかない。後者は一見楽かもしれないけれど、誰かに依存しなければならない生活は実は精神的に気持ちのいいものではない。

むしろ、与える方が気が楽であり、誰かのためになっているという思いは幸せの源になるもの。

与える喜びや幸せを噛み締めたいと思った。