剥き出しの心のまま生きている人がいる。
繊細で美しい心を持ち、様々な刺激に敏感で感動しやすく、また傷つきやすい。
一方で、心を見えない厚い壁で覆って生きている人もいる。
意図的にそうしている人もいれば、長い航海の末に船底にこびりつくフジツボのように無意識のうちに心が硬い殻で覆われてしまっている人もいる。
この世界で生きている限り傷つかないことなどない。
むしろ傷つくからこそ痛みを知り、他人の痛みにも敏感になれるというもの。
ならば、
いっそ剥き出しの心で生きていきたい・・・
と言えるほど若くもないし、それでいいと思う自分がいるのも事実。
大切なことは、剥き出しの心のまま生きている人がいるということを知ること。
その上でどう人と接していくかということ。