輝きを増すために

先週大団円を迎えた朝ドラ「カムカムエヴリバディ」。

 

大詰めを迎える直前、主人公のひなたが元職場の映画村を訪ねる。

 

そこで虚無蔵さんと出会う。

 

おひなではないか。

 

虚無蔵さん、ご無沙汰してます。

 

うむ。堅固で何より。

 

今日も撮影ですか。

 

いかにも。されど その前に後進の指導が控えておる。

 

頑張りますねえ。

 

なんぞ あったか?

 

えっ?

 

ここへやって来たるは何かに思いを巡らすためであろう。

 

かなわへんなあ。虚無蔵さんには。「ラジオで英語を教えてみませんか。」って言われたんです。

 

なんとな。

 

けど、そんなんやったことあらへんし。

 

おひな。

 

はい。

 

そなたが鍛錬し、培い身につけたものはそなたのもの。一生の宝となるもの。されど、その宝は分かち与えるほどに輝きが増すものと心得よ。御免。

 

そう言って彼は立ち去っていった。

 

ひなたの目が決意に輝いていた。

 

さて、次は我々の「伴」である。