400年後を考える

 

昨日のフジテレビの「学者と巡る京都2大世界遺産SP」という番組で清水寺平等院鳳凰堂が扱われていた。

 

そのエピソードの中で清水寺の未来についての話に魂が震えた。

 

それはこんな話である。

 

現在の清水寺は火事で焼失後に1633年に再建。

 

当時使われた材木の樹齢は400年で今から新たにそんな樹齢の大木を揃えるのは国内では不可能なのだという。

 

そして、今の清水寺を形造っている材木が経年劣化で朽ち果てるまでの時間は・・・

 

あと400年とのこと(つまり木材としての寿命は樹齢のおよそ倍なのだとか)。

 

そこで清水寺の僧侶たちが考えたのは、今から山を買い、植林を始めて400年後に備えるという一大事業。

 

400年後のことを今から考えて準備する

 

そんなスケールの大きな仕事を我々はしているだろうか。

 

そんな魂が震える仕事がしたい。