その人は決して満足することはなかった。
褒めることもほとんどしなかった。
それでも多くの人がその人についていったのは、その人に認められたかったから。いつかは褒められたかったから。
その人の魅力、人間力と言ってしまえばそれまでだけれど、どんな成果を出しても、自分では満足する出来でも、その人の不満のおかげでまだすべきことが残されていることを知り、成長の余地があることを学べたからとは言えないか。
不満は単なる不足や未達を表すのではなく、
未来を信じ、可能性を引き出す魔法の種なのかもしれない。