夢の途中

 

「あれ? 放課後はないの?」

 

リビングのソファで力尽きて眠りに落ちた高二の娘が突然目を覚まし、起き上がってキョロキョロしてそう言った。

 

「は? 自分の部屋で寝る?」

 

寝ぼけているのはわかりつつもそう問いかけた瞬間娘はソファに倒れ込んで夢の世界に戻っていった。

 

どんな夢を見ていたのだろう。

 

後から聞いても恐らく覚えていないのだろうけれど、青春真っ只中な夢だったらいいな。

 

いつの時代も

 

幾つになっても

 

夢の途中でありたい。

 

https://www.uta-net.com/song/4692/